タイトルはちょっと、無理なんで・・・

だらだらドルヲタしてます

刀は斬る 刀匠は打つ

タイトルを見てある人物の台詞が頭に浮かんだ人はなかなかの銀魂好きである。

 

「刀は斬る 刀匠は打つ 侍は・・・なんだろうな」

「まァなんにせよ一つの目的の為に存在するモノは強くしなやかで美しいんだそうだ」

「剣のように」

これは作中でも屈指の人気キャラ高杉晋助の台詞である。

今日は何かこの台詞が頭に強く浮かんだことがあったので書いていく。

まだスマホ閲覧に適した形になっていないので注意。

(適しました) 

 

 

 

刀は斬る、刀匠は打つ

はてヲタクはなんだろうか。「応援」だろう。それしかない。

それしかないが、純粋にそれの為に存在するのはなかなか難しいものだ。

(ぼくが言うと説得力が出てしまうのは皮肉でしかない)

ぼくが知り合ったヲタクたちの中にもそんな人たちは存在する。

推しを応援するという一つの目的の為に存在した剣のような人たちだ。

そして今日はその人たちが腰に携えていた剣を置いた日だったのだった。

 

 

去年の年末そんな彼らと彼らが応援するグループのライブを観に行った。

熱量のあるいいライブだった。

特に感じたのはアイドルとヲタクたちの信頼関係の強さ。

その後に行った飲みの席でも聞こえたのは

「どうやったら楽しい現場になるか」

「どうやったら推しに喜んでもらえるか」

「あの子のあそこいいよね」

「あ、俺もそこ好き」

みたいな会話だった。

どうしても他現場のディスやヘイトばかりになってしまいがちな場だけど、

あの飲み会にはそれがなかった。

それが何よりの信頼関係だろう。

よそがどうとか関係ない。うちの現場が最高なんだと。

そうやって飲む酒は本当にうまい。

ヲタク飲みにおいて推しへの愛は最高の肴なのだ。

 

 

刀は斬る 刀匠は打つ。

純粋な応援の気持ちはまさに剣だ。

曇りのないその刃先で推しとの間にある壁を穿っていくのである。

ぼくには到達できなかった場所に彼らはいる。

それは羨望というよりはあれだ、ニコニコしながら見ている(語彙力の欠如)。

本人しかわからないことではある。でもきっとだけど、彼らはやりきった。

年齢も出身も職業もバラバラな人たちが同じ目的をもって旅をしている様は青春といわずしてなんというだろうか。

彼らは強く、しなやかで、美しかった。

本当にお疲れ様でした、という感じである。

 

 

 

刀は斬る 刀匠は打つ ぼくは・・・なんだろう。

一つの目的の為に存在するモノに憧れているだけなんだよなぁ。

清水エスパルスもそう、THE BACK HORNもそう。

勝利とか、カタルシスとか。

アイドルもそうだ。

偶像とはよく言ったものだが、夢を見せてくれる存在である。

歌う、踊る、発信する、微笑む。

それを追い詰めようとする姿は美しい。

ぼくはそんな偶像を通して見てきた子のライブを明日久々に観る。

前々回のブログに書いた藤城なみである。

(昔の名前はもう使わないことにした)

デビューライブが無観客であったから、明日はセカンドデビューみたいなものだ。

一つの目的の為に存在できるかはわからないが、

与えられた二度目のチャンスは大いに享受したいところである。

 

 

今日、一つの区切りをつけたアイドルにも

一つの目的の為に存在し続けたヲタクにも

明日、また新たな一歩を踏み出すアイドルにも

大いに幸あれ、と願うばかりである。

 

 

刀は斬る 刀匠は打つ

人間は・・・願う、だろうか。