タイトルはちょっと、無理なんで・・・

だらだらドルヲタしてます

おいしいパン食べたい

また訳わからんタイトルでブログ書くなぁと思いますよね。

ぼくもそう思います。

これ書こうと思ってたことがどんどん詰まってましてね、

どれから書こうかななんて思ってたんですけど、まずはこれ。

(タイトルから内容がさっぱりわからないしそのうち自分でもそうなる)

 

前回の内容である汐咲玲亜のアイドル再デビューのすぐあと、

そのれーあが出演した舞台「午前5時47分の時計台」のことを少し。

「おいしいパン食べたい」はぼくの好きなバンド藍坊主の曲で、

この舞台との共通項は「涙」

 

 

その前に昔話を少しだけ。

(このすぐ余談に走るまわりくどいスタイルがこのブログ)

(と正当化している時点であれ)

(そしてこのカッコ書きもあれ)

 

それは汐咲玲亜の3年半前のFES☆TIVE卒業イベントでのこと。

このときはステージでれーあを観るのは最後だと思っていたので

しっかり目に焼き付けようと思って見ていた。

でも「大江戸爆裂花火姫」と「恋紅葉」が続いたときにグッときてしまって

(どちらもれーあが落ちサビを歌う曲だし恋紅葉はBメロで長めのパートがある)

人生で初めて両目から一気に涙が出てきて、

両目のコンタクトが外れて一気に視界ゼロになってしまう

ということがあった。

大事な場面なのに!と思って慌てて片目だけ何とか入れ直した記憶。

涙なんて流したくなかったのに、と涙腺を恨んだものだった。

 

 

話を戻す。

今回の劇はタイトルから見ても明るい弾けたモノではないことは想像がつく。

午前5時47分は阪神淡路大震災が発生した時間だ。

この話には3人のメインキャラがいて、

彼らに目をつけた時の番人によって、

失くした大切な人を救うべく震災の1日前に戻ることになるのだけど

そのときのルールの一つとして

「涙を流したら現代に強制送還」

というのがあった。理由としては

「涙がすべてを洗い流してしまうから」

だそうだ。

なるほど涙は流すとすっきりするけど、

大事な感情も一緒に流れていってしまう感覚あるもんなぁ、

なんて思っていたら思い出す歌があった。

それこそが「おいしいパン食べたい」だったのだった。

(タイトルの説明まで約1000文字使うってどうなのよ)

 

 

藍坊主というバンドは曲を作るのは主に二人、

ひとりはベースでリーダーの藤森真一。

朴訥としていていかにも優しそうで穏やかそうな見た目

(ファンに写真撮りましょうかと声をかけても気づかれなかったという逸話もある)

それに反して独りよがりな男が主人公の歌が多い(体感)。

もう一人はボーカルのhozzyこと佐々木健太

ボーカルにギター、アートワークやアンプ作りまでこなす繊細な天才肌

(音楽をしていないときの彼は公園で酒を飲む浮浪者である)

彼はどこかなよっちい男が主人公の歌が多い(やはり体感)。

おいしいパン食べたいは佐々木作詞作曲歌であり、

やはり主人公は未練がましい、けど気持ちはわかるーという男だ。

 

「でも涙がこぼれたそのあとには

 やっぱり胸は元気になって

 色んな物事が新しくなってく。

 だから余計に悲しくなるんです、

 この涙が抱えた愛しさも

 あなたの感触や、空気感も

 きっといつかは薄れてしまうのでしょう?」

 

ラストのサビの一節はこんな感じだ。

前に進みたいけど進めない。

進みたくないけど進まなきゃならない。

進みたくないのに勝手に進んでしまっている。

みたいなぐちゃぐちゃした感情を歌にするのが

本当にこのバンドはうまくてだいすきだ。

 

なぜこの曲のタイトルが関係なさそうな

「おいしいパン食べたい」なのかはぜひ聞いてみて欲しい。

(宣伝したい訳じゃなくてこういうのは本人の受け取り方だと思うので)

 

 

この舞台、物語が進むと自ずと「午前5時47分」はやってくる訳で

悲しいことは少なからず起こってしまう、

泣きたくないなぁ。

今回はちゃんとれーあ見ていたいなぁ。

忘れちゃうくらいなら悲しいことは悲しいままでいいよなぁ。

なんてことを考えながら。

謎のリベンジマッチのような感覚で舞台を見ていた。

物語が終盤に差し掛かるにつれ、感情がとても揺さぶられるので、

ぎりぎり奥歯を噛みしめながら、

かたかた震えながら

涙との妙な戦いを勝手にしていたんだけど、

 

やっぱりだめだった。

 

そして一回泣いちゃうともうだめで。

ラストはこんな泣くかってくらいぼろぼろ泣いてしまった。

今回もぼくの負け。大負けだ。

 

しかし色んなことを考えさせられるいい舞台だった。

汐咲玲亜が出てなければ見ることはなかったので、出演したことに感謝した。

 

そして今こうやって書いているように

あのとき感じたことは涙と一緒に流れ出てはいなかった。

たまには大泣きしてみるもんだと思った。

 

 

ただ、やっぱり涙が忘れさせてしまうこともあるみたいで

 

なんであんなに意固地になって泣くのを我慢してたんだろ??

 

今回はあの両目コンタクト一気に外れ事件のときと状況がちがう。

むしろ真逆なのだ。

 

舞台の感想に言いに行ったあとにれーあに話したことがある。

 

「3年半前は大泣きしちゃってコンタクト外れちゃったからさ、今回は絶対泣かないでちゃんと見るぞ!みたいに思ってたんだけどさ、よく考えたら泣いちゃってもまたれーあに会えるんだよな」

「そーだよ!始まったばっかだから!まだ辞めないよ?」

 

今回の涙はお別れの涙じゃないのだ。

これからがもっと大事なんだから今までのことは多少薄れたっていいじゃないの。

考えすぎてお腹すいちゃったな。

時間的に甘いものはやめとくか。

めんどくさいけどコーヒーでも淹れて、そうだな

おいしいパンでも食べたいね。