タイトルはちょっと、無理なんで・・・

だらだらドルヲタしてます

実るほど頭を垂れる稲葉かな

 

稲穂ですね、っていうツッコミが来そうなので先に言っておく。

いや、そんなインプレッションでもこのブログには必要なのにゴミクズみたいなプライドでそれすらも来なくなってしまうのです。

というワケで前説を終えたワケでございます。

もう誰も読んでないのでこのテイで語るのはなかなかキツイ。けど心が壊れているので特に何とも思わないむすかです。

 

さてさて世間では大型連休に入っておりますね。今年に限っては小池のおばちゃまがステイウィーク週間とか言っているあれです。

ずっと家にいるので掃除がすすむくんなのだけど、そのお供に欠かせないのが音楽。

ぼくはFireTV使ってテレビでYouTube観るのが専らなのだけど、まぁ大方の予想通り掃除が全然すすまないくんなのである。さっき言ったすすむくんはあれだ、言葉の流れというか、とにかくスベっているな。

 

まぁタイトルにある通りB'zのライブばかり観ているのだけど、そこに行くまでの流れを軽く紹介したい。もう自ら脱線を促していくスタイルでいきます。

 

この期間で最初におっこれはと思ったのはMALICE MIZERのライブ。

いやまぁ全然ジャンルが違うのですけどね。ぼく好きなんですよV系バンドと言われるやつ。

今もライブ行ったりするMUCCも密室系とか言われてた細分化されたV系カテゴリの出身だし今もライブは元バンギャのお姉さまたちが髪の毛を振り乱してヘドバンしている。

ぼくが中学の2年とか3年の頃に全盛期でマリスのほかにも彼らと共に四天王と呼ばれたラクリマ・ファナ・シャズナ(ここはあまり聞かなかったけど)がいて、ディルとピエロがデビューしてきて、ラルク(というよりTETSU)がV系と言われるのをとても嫌っていたり(昔のPV見るとバリバリのV系なのにね)、ジャンヌがインディーズながら売れていたり、V系でスタートした黒夢がゴリゴリのパンクやってたりしていた時代である。とてもいい時代だ。ほかにもたくさんいた。

で、マリスね。知らない人はいないと思うがあのGacktがボーカルしていたバンドだ。奇妙な出で立ちをパーソナルとするバンドが多かった中でも群を抜いて奇抜だった。キャラも出来上がっていて、つまり世界観が完璧に出来上がっていたバンドだった。

 

マリスの集大成とも言えるライブがこれ。

 

 


MALICE MIZER - Live merveilles l'espace (Unmuted) [HD 1080p]

 

この神威さんとてもかっこよくておすすめ。

Mana様が半分くらいただ踊っているだけだったりチャリンコ乗ってきたりGacktに後ろから抱きついたりとにかく自由。真面目にやっているのはGacktとドラムのKamiだけである。

黒い翼を纏ったGacktが空から降りてきて(降りきる前に歌が始まってしまい空中で歌っている姿はなかなかシュールでおもしろい)口元に血糊をべっとりとつけながらも歌い切ったあとにまた空に登っていくラストの「Le Ciel」は圧巻。

なぜこれが集大成かというと、この年の終わりにGacktは失踪。そして翌年には脱退が発表された。更に追い打ちをかけるようにKamiが急逝。ライブにおいて核となる人物を失ってしまうのである。

このあとはマリスのWikiでも見てもらうとして(あれ?本題までまだ長いぞ??)

 

 

マリスはキャラ設定がしっかりしていた上にこんなストーリーがたくさんのグループだったなぁなんて思いながら次々と流れている関連動画を見ているとこんなのがあった。

 


ニコニコ超パーティー2015 神威♂学園 B’zウルトラソウルメドレー

 

失踪から色々あって今の地位を手にしたGacktさま渾身のネタ。

これはなかなか面白いので是非見てもらいたいんだけど、ここまで読んでる人はいないよねぇ、、、、まぁそれを言ってしまったら進まない。

内容としてはB'zの名曲メドレーなんだけどいつの間にかウルトラソウル!って終わり方になるというやつ。いやもう見てくれ。

どんなワードからもどんなリズムからもぶち込めるウルトラソウル万能すぎじゃね??

 

で、ここで思うのが

「本家のLOVE PHANTOMききてぇ、、、」

だったのですね。

 

ラブファントムは大好きな曲だったので、いくらGacktが歌ってもやっぱ違和感あったんですよね。(ちなみに系統の近いラルクの曲はすごくハマっていた)

 

そして「B'z LOVE PHANTOM」ってアレクサに言って検索してもらって出てきたライブがこれ。

 


【B’z】B’z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-

 

これはマジで最高だからみて欲しい。

あなたが一瞬でもB'zの曲聞いたことがあるなら絶対楽しいので。

そしてライブをがんばってるアイドルにもみてほしいんだよな。

くそほど売れてる人たちなんだけど、すごく得るものがある映像だと思うんだよね。

 

サムネにある通り、これは期間限定の配信になってて、まぁ要はこのコロナ期間の為の施策というか、おうち時間を楽しむ為のやつである。

B'zのすべての映像作品23コをすべてノーカット配信という超大盤振る舞いである。

実はこの期間限定配信、この検索で初めて知ったりした。

 

というのも男の子に必ずくる二つの時期があって、それは

 

 

「B'zハマり時期」と

 

「B'zはもう卒業したぜ時期」である。

 

 

これを何回か繰り返してオトナになっていくのだ。それくらい男の子だったら必ずB'zにハマるし、必ず離れる時期がある。ぼくは最近はどっちかというと後者だった訳だ。

 

それで久々に、そしてちゃんと細部まで観るのは初めてB'zのライブを観たのであった。

 

そしたらやっぱりすごかった。

 

語彙力仕事しろという話だけど、すごかったのだ。

 

そりゃ売れるわ。売れ続けるわ。ちゃんと理由があるんだな、と。

そしてまた「B'zハマり時期」に入ったわけである。これで10回目くらいだけど、今回はちょっとハマりが強いやつだ。

 

彼らはめちゃめちゃ売れっ子で、5枚目のシングルでオリコン1位を取って以来、ずっとシングルは初登場1位である。今まで売ったCDの総数は9000万枚くらいだ。当然歴代1位だし、2位のミスチルは6000万枚くらいなのだ。バケモンバンドである。(たしか)

 

(ちなみにB'zとアイドルに関する逸話で言うと、B'zが「今夜月の見える丘に」のリリースを延期した際に、連続1位記録を確実にする為にモーニング娘。の「恋のダンスサイト」のリリースとずらしたのではないかと言われた事もあった。実際はサザンの「TSUNAMI」もその週だったし、ホントの延期かもしれないけど、そう邪推される位に当時の娘。は勢いがあったという事がいえるかもしれない)

 

 

まさに日本が生んだスターだし、そりゃライブには人が入る。

いつもと同じライブやっても観客はキャッキャ言うだろう。

 

ただ、このライブを観ただけでもわかる。

 

1つのライブをめちゃくちゃ大事にしているのである。

 

 

お決まりの「B'zのLIVE-GYMへようこそ!」も毎回パターンが違う。同じ曲でもアレンジを変えたり、煽りを変えたり、演出が違っていたりする。

MCだって決められた事じゃなくその日に沿った話題をしている。

 

 

変わるものがある一方で変わらないものもある。

「後ろの方ー!声ちゃんと聞こえていますか??」

「気分はどうですか??こっちも最高ですよ!!」

「最高の景色見せてくれてありがとう!!」

ボーカル稲葉の話す言葉はいつでもポジティブで低姿勢だ。それでいてアツくノリがいい。こんなん聞いてたらテンションあがるしかない。

ギター松本も口を開けばすぐに感謝の言葉を並べる。「ぼくらの音楽でこんなに盛り上がってくれてありがとう」と。

 

売れて、もう数えきれないほどの固定ファンがつき、売れ線の曲ばかりでなく、自分たちのやりたい音楽もたくさんできるようになって、それがまた新しいファン層を生む。

そんな全バンド、いや全アーティストが夢にしているルートを辿っているB'zは本当に稀有な存在ではあるが、彼らが売れ続けているのはファンに対する姿勢がかなり大きいんじゃないかと思った。

 

そうじゃないと30年近く売れ続けることはできないだろう。

 

引き合いに出すのはちょっと申し訳ないけど、こういうときに思い出すのは沢田研二だ。

彼もジュリーと呼ばれ一時代を築いた大スターである。

もちろんリアルタイムで彼の凄さを知っているワケではないけど。

細かい事まで知ってる訳じゃないので語るはちょっとあれなんだけど、最近の沢田研二というとやはりさいたまスーパーアリーナ事件である。

彼は前にも「地方行っても最前はいつもの人ばっかで」云々言ってた事があった。うーんどこのアイドルでもあるんだな。

んで、このときはチケットが売り切れず7000枚ほどしか捌けなかったのでキャンセルしたと言われてる事が起こった(真偽のほどは定かではないと言っておく)。一説だと「空席がある中で歌うのはぼくには酷だ」とか言ったとか言ってないとか。

いや7000入れば十分じゃんとも思うがダメらしい。スターのプライドってやつか。

でもこうも思う。「いつも同じ人が来るの嫌だったんじゃね?」「新しい人を掴む試みはしたのですか?」「いつも同じ事をしていたのは自分の方だったんじゃない?」と。いやこれ憶測への想像だからアシカラズね。まぁ誰も見てないし自分の考え言うくらいいいか。

 

一度死ぬほど売れてしまうと(まったくぼくには想像できない話ではあるが)、創作意欲とか上昇志向とかハングリー精神とかそういった感情を持続させるのってとても難しいんじゃないかなと思う。だってあのジュリーですら難しかったんだから(という想像)。

そして客が来る事が当たり前になりすぎて、「ライブしてあげてる」って感覚になってしまいそうなものである。正直スターってそう思ってるのかと思ってた節もある。

 

だからB'zのライブで、何度もファンに感謝してる姿を見たり、「次どんなことやったら楽しんでくれるかな??」って考えた痕跡がすごくわかる演出を観たりしたときはなかなか驚いた。

 

1回のライブでもそう思ったし、ほかのライブ観てもそう思った。

売れ続けてる理由がすごく詰まったライブばかりだったなぁ。

 

そしてこれが一番だいじだと思うんだけど、サポートメンバーやスタッフを含めた所謂「チームB'z」のみんながめちゃくちゃ楽しそうなのである。

大勢の観客の前で最高のライブをやってるのがたまらなく楽しそうなのである。

これ見てる観客も最高だよね絶対。

 

 

だからぼくが普段見てるアイドルは規模が全然ちがうけど、「もっと客を増やしたい」「もっと盛り上がるライブをしたい」「もっと自分たちも楽しみたい」って思っているはずで、(そうであってほしい)自分たちに近い人たちのライブもたくさんヒントは転がっているとは思うけど、一見関係なさそうなライブにも新しいヒントが詰まってるよって知って欲しいんだよなぁ。

配信やってコミュニケーションとって既存の客を繋ぎ留めつつ、顧客開発するのもとてもだいじな業界である。

でもライブできなくてさびしい!ライブしたい!と言ってくれる言葉を信じるなら、こういった時期に爪を大いに研いで貰いたいと思う所存。

ほかにも言いたいことがあったのだけど長くなってしまったから(間違いなく序盤のせい)ここまでしよっと。